ターゲットの心に刺さる キャッチコピーの造り方

「バズるキャッチコピーを作りたいけど、やり方がわからない」

「キャッチコピーを作るときに使えるテンプレが知りたい」

上記のような悩みを持っている人もいるのではないでしょうか。

短い文章で人々の心に残るキャッチコピーを考えられるようになると、インスタユーザーから支持を得られやすくなります。しかし、どのように進めていけば、バズるキャッチコピーが作れるのかわからない人も多いでしょう。

今回は、バズるキャッチコピーの作り方について、ポイントの解説やキャッチコピー作りに使えるテンプレ集を紹介します。本記事を読むとキャッチコピーの作り方を学べるほか、キャッチコピーを作る際の効果的なコツについても知れるので、ぜひ参考にしてください。

キャッチコピーとは

キャッチコピーとは、商品やサービスなどを認知させるために、興味・関心を惹くような言葉で発信することを指します。インスタの場合、面白い投稿でも認知されなければ注目を集められません。注目されるためにも、記憶に残りやすい言葉で魅力を伝えるための役割がキャッチコピーにあります。

キャッチコピーは、企業ブランドのイメージ形成にもつながります。そのため、企業のプロモーション的な役割を持っているとも言えるでしょう。テレビCMや広告、SNSなどキャッチコピーを目にする場所や機会はさまざです。キャッチコピーの露出が多いほど、認知度UPが期待できるため人々に刺さる言葉の選び方が重要になります。

バズるキャッチコピーの作り方

バズるキャッチコピーの作り方は以下の4点です。

上記を意識しないと、ユーザーに刺さらないキャッチコピーが出来上がってしまうので、それぞれの解説を参考にしてバズるキャッチコピーを考えましょう。

狙うターゲットを明確にする

キャッチコピーを考える際は、ターゲットを明確にすることが大切です。ターゲットが不透明なままキャッチコピーを作っても、誰に向けて作られたのかがわからず、誰にも刺さりません。

ターゲットの設定はキャッチコピーを考える際の道しるべ的存在です。ターゲットを決めると、どのような言葉を使って訴求すれば良いかがはっきりします。たった1人に向けた言葉でも、多くの人が共感する可能性を秘めています。年齢層や職業など、ターゲットを絞り込んでキャッチコピーを考えましょう。

ターゲットの悩みは何かを考える

ターゲットが、どのような悩みを持っているかを考えることも重要です。悩みと商品やサービスの特徴が一致すると、人は利用する動機が見つかったと思うようになり、売上アップにもつながります。

悩みを考える際は、商品やサービスを利用した人の口コミやSNS上での書き込みを見ることや、アンケート調査を行なっての情報収集も手段の一つです。リアルな情報を集めると悩みが明確になり、キャッチコピーを作る際の材料にできます。

自分の商品の強みやアピールポイントを明確化する

商品の強みや、アピールポイントを洗い出す作業もしっかり行いましょう。例えば、訴求するものが食品の場合は、こだわりの原料や作り方、手軽さなど商品の特徴を前面に出したい部分をピックアップします。他社と比べて異なる部分をアピールすることも、キャッチコピーを作るうえで重要です。

長所だけでなく、短所も洗い出して、ポジティブな言葉に変換できないか考えることも、商品の強みを引き出す手段となります。

ターゲットの悩みと商品の強みを組み合わせる

ターゲットの悩みを商品が解決できるとアピールする場合、悩みと商品の強みを組み合わせてキャッチコピーを考えるようにします。その時に、商品の強みをできるだけ多く洗い出すようにしましょう。

ターゲットに刺さるキャッチコピーを考えるには、ターゲットが求めるニーズは何かをしっかり把握することが大切です。徹底的にリサーチをして、共感されるような言葉を使いましょう。

バズるキャッチコピーを考える際のコツ

ここでは、以下のキャッチコピーを考える際のコツを紹介します。

どのコツも、取り入れることでバズる確率が上がる可能性を持っていますので、ぜひ参考にして実践しましょう。

行動を促すワードを入れる

「〇〇してみませんか？」や「今すぐ〇〇しよう！」など、ターゲットに行動を促すようなワードを取り入れることも重要です。商品の購入やサービスを利用しようか迷っている人の背中を押すように、キャッチコピーの冒頭や最後に加えてみましょう。

シンプルな言葉で強く訴求できるようなキャッチコピーとなるように意識して作ることが大切ですよ。

数字を取り入れて具体性を持たせる

数字を入れることで、得られる効果を具体的に訴求できます。数字を入れると、ターゲットもどのような効果があるのかを想像しやすくなり、購入するための動機にもつながります。

数字は見た目のインパクトも強く、見た人の記憶にも残りやすいです。「強い消臭力」よりも「99％の消臭力」の方が強い説得力を持てます。他にも商品に信頼性を持たせられるので、例えば商品開発時のデータなどを用いることで、この商品は信頼できるとターゲットに感じさせることも可能になります。

問いかけるワードを入れる

キャッチコピーの中に問いかけのワードを入れることで、ターゲットに自分のことを言っているのかなと思わせる効果が得られます。「ご存じですか？」や「あなたは大丈夫ですか？」などの言葉を入れると、ターゲットの興味を惹くようなキャッチコピーが作れます。

友達との会話での「ねえこの話知ってる？」や、保険のCMでの「あなたの保険、今のままで大丈夫ですか？」といったイメージに近いでしょう。問いかけのワードは自分事として捉えてほしい時に使える方法です。

あえて否定する

人は「〇〇しないで！」と言われると、むしろ気になって禁止されていても行動したくなってしまう生き物です。この現象は「カリギュラ効果」と言われ、わかりやすい例えは「鶴の恩返し」です。人間に扮した鶴が「この扉を絶対に開けないでください」と言ったのに、約束を破って扉を開けてしまう有名なシーンですね。

キャッチコピーにも「カリギュラ効果」を取り入れることで、商品やサービスの認知度を上げられます。あえて否定の言葉を使うことで、ターゲットに対して疑問や不安を抱かせ、詳しい内容を知りたくなるような状態にさせることが可能です。

指示語を取り入れる

「あれ」「これ」「それ」などの指示語は、何のことを言っているのか興味を持ってほしい時に活用できます。「あの世界的大スターが来日」や「これがウワサの〇〇」など伝えたいことを指示語で隠すことで、ターゲットの好奇心を刺激することが可能です。

インスタの投稿画像の1枚目に指示語を取り入れると、投稿に興味を持ったユーザーが、2枚目以降の投稿を見てくれる確率も上がるでしょう。文章を書く際は避けられがちな指示語ですが、ターゲットに商品をアピールしたい場合は積極的に使いましょう。

権威性を利用する

商品の購入やサービスを利用する際には、安全性や信頼性があるかを重視する人も多いでしょう。信頼できる人物や機関のお墨付きがあることをキャッチコピーに取り入れることで、ターゲットに興味を持ってもらう可能性が上がります。

「芥川賞作家〇〇も絶賛」や「サッカー日本代表の〇〇も愛用」などの言葉が入っていると、信頼性が増して商品の購入などにつなげられます。注意点として、嘘をつくことは厳禁です。嘘の情報を入れてしまうと、発覚した際に商品やサービスだけでなく企業そのものの信用が落ちてしまうため注意が必要です。

すぐに使える！キャッチコピーのテンプレ集

ここでは、キャッチコピーに使える以下のテンプレについて解説します。

キャッチコピーがなかなか思いつかなくて悩んでいる人は、テンプレを活用して作ってみましょう。

タダ・無料

お得感を出したい時に使える定番ワードです。お金が絡むものに関して人は敏感に反応するため、「無料」や「タダ」などお得に感じるワードに興味を抱きやすいでしょう。商品やサービスに付加価値を感じさせるワードとして効果が期待できますよ。

〇〇だけ・たった〇〇

手軽さをアピールしたい時に使えるワードです。ターゲットが負担を感じずに利用できることを訴求したい時に使うと、興味を持ってもらう可能性が出てきます。面倒なことはできるだけ避けたいと思うのは誰にでもあるので、気軽に使って欲しいときに積極的に使いましょう。

話題・注目

世の中で流行しているものや人気商品などにつけることで、よりターゲットの目に留まりやすくなるワードです。人気を表すワードを使ってキャッチコピーを作ると、信頼性を得られるでしょう。有名人が使っているから間違いないと感じたり、損をする可能性が低いと思ってもらえるようになります。

穴場・秘密

まだ他の人には知られていないような情報を出したい時に活用できるワードです。他では紹介されていない、ここだけの情報であることを強調するとより強い訴求ができるようになります。

禁断の・厳禁

先述した「カリギュラ効果」を利用したワードです。使うことを制限されるような言葉を使うことで、ターゲットへの興味を強く惹きつける効果が期待できます。

禁止されればされるほど、知りたくなるのが人間です。カリギュラ効果をうまく活用することで、多くの人に商品やサービスが認知される可能性が上がります。

今が旬・流行

流行っていることをアピールしたい時に使えるワードです。流行の商品を知ってもらうことで、周りに対して優越感を抱かせる効果も期待できるでしょう。

流行の他に「トレンド」も同じ意味で使えます。言葉のバリエーションを増やしたいときは、違う言葉に言い換えができないか考えてみるのも一つの方法です。

〇〇並み・〇〇級

商品やサービスのクオリティの高さをアピールしたい時に使えるワードです。中身がどれだけ凄いのかを説明するよりも、例えを用いることで凄さをイメージしやすくなります。インパクトの強さを一言で表現できるため、ターゲットの記憶に残りやすい言葉を使いたい時に利用しましょう。

企業の有名キャッチコピー50選

企業にはさまざまなキャッチコピーが存在しています。わずかな文字数で企業の特徴を表しているので、キャッチコピーを考える際の参考にできるでしょう。ここでは、企業のキャッチコピーを50個紹介していますので、言葉の持つ力を体感してみましょう。

まとめ

今回は、バズるキャッチコピーを作るための方法について解説しました。キャッチコピーとは、商品やサービスを認知させるために人々の興味・関心を惹くような言葉を指します。

バズるキャッチコピーの作り方にはターゲットを明確にしたり悩みを考えたり、商品の強みやアピールポイントを明確化して悩みと組み合わせることで作れます。反対に、キャッチコピーを考える前にリサーチをしないと、バズるキャッチコピーを生み出すことはできず、誰にも刺さらないキャッチコピーしかできません。

多くの人から注目を集めるためにも、本記事で紹介したテンプレ集や企業のキャッチコピーを参考にしながら、ユーザーの心に突き刺さるような言葉生み出せるようにしましょう。